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部門紹介

透析室

入院治療を行いながらの透析はもちろん、外来での通院透析も受け付けております。人工透析は多くの合併症を伴う可能性があります。
当院は腎臓内科をはじめとして、整形外科や循環器内科など透析療法の合併症に対しても幅広く対応できる体制を整えています。

透析とリハビリ

腎不全の合併症や長期間にわたる透析の影響によって身体にさまざまな障害が生じ、次第に仕事ややりたい事ができなくなるなど、思い通りの生活が困難となることがあります。透析患者さんは運動不足傾向になるので、骨のぜい弱化や筋力の低下に繋がり、骨折の原因となることがあります。また、下肢の血流が悪くなり、閉塞性動脈硬化症などを引き起こすことも。また、高齢化の進行とともに、身体機能の低下、日常生活に介助を要する患者さんが増えています。 そのような問題に対処するため、近年では「腎臓リハビリテーション」という概念が提唱されております。腎臓リハビリは腎不全の患者さんに対して、運動療法、教育、食事療法、精神的ケアなどを行う、内部障害へのリハビリです。

透析患者さんの体力低下の一因として、透析の通院による時間的制約や透析後の疲労で身体活動量が低いこともあります。腎臓が悪くなると、高血圧になり心臓や血管に負担がかかることやホルモンバランスの異常などにより、心血管障害や末梢動脈疾患に罹患しやすい状態となります。下肢の動脈硬化が進行すると末梢血管疾患となり、血流不足による歩行障害、下肢の疼痛、壊死を引き起こしてしまうことがあります。

透析患者さんにおいてもトレーニングによって体力(運動耐容能)、筋力は改善することが確認されています。しかし、運動を始める際に透析患者さんにとって問題なのは、運動の時間を確保することが難しいということです。

そこで当院では、「透析ができるリハビリ病院」として、透析患者さんをトータル的にサポートする体制を整えております。それぞれの患者さんの状態に応じて、医師による指導や透析スタッフの指導や監視のもとで運動を行うことができるので、安心してお任せください。

透析室のご案内

当院透析は広いスペースに透析ベッドが21床(HDF装置と個人用透析装置を含む)を配置した、ゆとりある透析室です。透析室は当院5階に位置しており導入期の患者様、入院透析の患者様、昼間仕事をし、夜間に透析にこられる患者様、すべての患者様のニーズに対応できる透析室です。